ScalarDB の基盤となるデータベースの設定
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このドキュメントでは、ScalarDB を使用するアプリケーションが正しく効率的に動作するように、ScalarDB の基盤となるデータベースを設定する方法について説明します。
基盤となるデータベースの一般的な要件
ScalarDB では、基盤となる各データベースが、データベースでトランザクションと分析を実行するための特定の機能を提供する必要があります。このドキュメントでは、一般的な要件と、要件を満たすために各データベースを設定する方法について説明します。
トランザクション
ScalarDB では、基盤となる各データベースが、データベースでトランザクションを実行するために少なくとも次の機能を提供する必要があります。
- 単一のデータベースレコードに対する線形化可能な読み取りと条件付きミューテーション (書き込みと削除)。
- 書き込まれたデータベースレコードの耐久性。
- 各データベースレコードにアプリケーションデータのほかに任意のデータを保存できる機能。
分析
ScalarDB では、基盤となる各データベースが、データベースで分析を実行するために次の機能を提供する必要があります。
- コミットされたレコードのみを返す機能。
注記
ScalarDB は、CRUD 操作だけでなく、スキーマ、テーブル、インデックスの作成や変更などの操作を実行するために、基盤となるデータベース上で実行されるため、ScalarDB を介してデータベースにアクセスするのに十分な権限を持つデータベースアカウントが必要です。基本的に、ScalarDB では、基盤となるデータベースにアクセスするために完全な権限を持つアカウントが必要です。