Schema Importer
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Schema Importer は、PostgreSQL を自動的に設定するための CLI ツールです。このツールを使用すると、PostgreSQL データベースに、ScalarDB インスタンスと同じデータベースオブジェクト (名前空間やテーブルなど) を持たせることができます。
Schema Importer は、ScalarDB 設定ファイルを読み取り、ScalarDB で定義されているテーブルのスキーマを取得し、対応する外部データラッパーの外部テーブルとビューをこの順序で作成します。詳細については、PostgreSQL での ScalarDB 分析の開始を参照してください。
Schema Importer のビルド
Gradle を使用して Schema Importer をビルドできます。Schema Importer をビルドするには、次のコマンドを実行します。
./gradlew build
java -jar
を使用して Schema Importer を起動できるように、Fat JAR ファイルを作成する必要があります。Fat JAR を作成するには、次のコマンドを実行します。
./gradlew shadowJar
fat JAR をビルドすると、app/build/libs/
ディレクトリに fat JAR ファイルが作成されます。
Schema Importer を実行する
fat JAR ファイルを使用して Schema Importer を実行するには、次のコマンドを実行します。
java -jar <PATH_TO_FAT_JAR_FILE>
利用可能なオプションは次のとおりです。
名前 | 必須 | 説明 | デフォルト |
---|---|---|---|
--config | はい | ScalarDB 設定ファイルへのパス | |
--config-on-postgres-host | No | PostgreSQL を実行しているホスト上の ScalarDB 設定ファイルへのパス | --config と同じ値が使用されます。 |
--namespace , -n | はい | 分析インスタンスにインポートする名前空間。2 つ以上の名前空間がある場合は 、--namespace オプションを複数回指定できます。 | |
--host | いいえ | PostgreSQL ホスト | localhost |
--port | いいえ | PostgreSQL ポート | 5432 |
--database | いいえ | PostgreSQL ポート | postgres |
--user | いいえ | PostgreSQL ユーザー | postgres |
--password | いいえ | PostgreSQL パスワード | |
--debug | いいえ | デバッグモードを有効にする |
Schema Importer のテスト
Schema Importer をテストするには、次のコマンドを実行します。
./gradlew test
Schema Importer の Docker イメージをビルドする
Schema Importer の Docker イメージをビルドするには、次のコマンドを実行します。<TAG>
は、使用する Schema Importer のタグバージョンに置き換えます。
docker build -t ghcr.io/scalar-labs/scalardb-analytics-postgresql-schema-importer:<TAG> -f ./app/Dockerfile .